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第18話 こどもの興味と操作の発達 その1

年が明けて早や11日です。
ほんとに「時が過ぎるのが早いなー」と実感しちゃいますね。
今年も一日一日、今を大切に生きたいものです。

さてさて。
今回からは、「こどもの興味と操作の発達」についての話です。

2.興味と操作の発達

わたしたちの周りには、いろいろな「もの」がありますよね。
僕はすぐに「もの」をちらかしてしまいます(関係ないけど... (;´д`)ノ)。

赤ちゃんと「もの」との関係は、生直後に既に始まっています。
そして外の世界からの刺激に反応を示すようになり、
次第に「もの」を操るようになります。
この力が発達するにつれて、より複雑なものでも操作できるようになり、
ついには難しいことも思うようにできるようになるわけです。

赤ちゃんが「もの」を操るとき、それに対して興味を持ち、
操ろうとする欲求が自然と芽生えます。
興味があるから、手にしたくなる、やってみたくなるというわけです。
興味に支えられて、操作する能力が伸びていきます。
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(1)生後4か月までの興味と操作の発達:

はじめの段階は、刺激に対する受け身的な反応です。

赤ちゃんが外からの刺激を認知して反応することは、かなり早くからみられます。
例えば音に反応する、光をみつめる、触れたものをつかむというような行動は、
生後間もなくみられるのです。

そして、次第に手を開いたり閉じたりするようになり、
刺激に対して、より反応する準備ができてきます。
生後2か月くらいの間には「手を口にもっていく」という、
もっとも初歩的な協応動作があらわれます。

生後2、3か月になると視覚や聴覚が発達してきて、
あたりをみまわして光や音の刺激を楽しむようになります。

ガラガラなんかを持たせると、握って眺めたり、口にもっていったり。
そのうちに自分の手の存在に気づくとじっとみつめ、
自分で動かしてみるという経験をします。
じきに両手を動かしてみて、両手の協応動作を覚えます。

このように刺激を受けとりながら、認知する能力が発達することで、
外界を操る能力の基礎がつくられていきます。

この時期には、気持ちのよい落ち着いた状態で刺激を受けとり、
その喜びを味わうという経験を、何度もくり返すことが大切です。
赤ちゃんが刺激を楽しみ、手足を動かしたり声を出したりしているときには、
それを遮らないでやってください。

そうすることで感覚が発達し、刺激を認知する能力がついてきます。
そして外界の認知とこころよい満足な気持ちとが結びつき、
興味と操作の発達のもととなるのです。

参考文献:
増補 乳幼児精神発達診断法 0才~3才まで, 津守 真, 稲毛教子著, 大日本図書
乳幼児精神発達診断法 3才~7才まで, 津守 真, 稲毛教子著, 大日本図書


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つたない内容にも関わらず、これまでお読みいただいた方々、
本当にありがとうございます。
急にレベルアップはできませんが、今後もなるべく続けていきたいと思います。
このブログがどなたかになんらかの形でお役に立てたり、
いっときの気晴らしにでもなったりしたら、それでもう幸いです。
温かい目で見守っていただけるとうれしいです。

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by takeuchi-cl | 2012-01-11 21:52
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