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第20話 こどもの興味と操作の発達 その3

おかげさまで、当ブログは今回で第20話を迎えることができました。
なにごとも長続きしない自分にとっては感動ものです(涙)。
これもひとえに、読んでいただいている方々とまわりの皆様のおかげです。
ありがとうございます。

さて、今回は「生後6から10か月のころの興味と操作の発達」についての話。

2.興味と操作の発達
(3)生後6から10か月までの興味と操作の発達:

この頃の赤ちゃんは、周りへの興味が増し、なんでもさわろうとします。
そうしてモノをさわる経験をつむことで操作能力が発達し、より好奇心が広がります。

はじめは、目にふれるモノはなんでもさわろうとします。
そして手にしたモノはなんでも口へ ∈(´Д`)∋。
次第に口に入れることは減って、いじって遊ぶようになります。

母親の顔をさわったり、髪をひっぱったり。
まわりにあるタオルやガラガラをつかんで動かして遊びます。

そのうちに移動できるようになると、興味の範囲はどんどん拡大します。
「はいはい」していってはおもちゃをいじり、雑誌をグチャグチャにします。
さらにつかまり立ちができるようになると、オーディオや家電のスイッチを押したり、
テーブルの上をいたずらしたり、引き出しの中のモノをぶちまけたり(汗)。

この時期は目が離せなくなり、親は大変です。

うちではこの時期、ベビーフェンスをつかって周りを囲っていましたが、
どんどん行動範囲が広がるのについていけず。。。
ついには、テレビ台の周りやキッチンなどの、
入ってはいけないところを囲うことになりました。
たまにふと気づくと、自分がベビーフェンスに囲まれてたりします ( ̄□ ̄;)!!。

ですが、赤ちゃんはただいたずらしてるわけではありません。
実はこの過程で、手の運動機能はメキメキ発達しているのです。
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はじめは、一度に片手にしかモノを持てません。
もう片方の手にも持たせると、すぐに落としてしまいます。
2つのモノに同時に注意をむけて操作することは、けっこう難しいのです。

しかし7〜8か月頃になると、両手の協応動作が可能になり、
両手に同時にモノを持つことができるようになります。
次には手から手へと持ちかえたり、打ち合わせることもできるようになります。

また、最初は手のひら全体でつかむので、小さなモノはつかむことができませんが、
次第に努力の結果、親指と人さし指でつかめるようになります。
こうなると興味も小さいモノに向けられるようになり、
床に落ちている小さいゴミをつまんでひろったりするようになります。
(ありがとう。。。 ヽ(  ´  ∇  `  )ノ )

この時期の探索は、赤ちゃんの興味本意で、一方的なものです。
ですので、いたずらをしかってもしょうがありません。禁止はきかないので。

むしろ、こうしていろいろないたずらすることによって、
モノの性質を経験していきます。
この経験が外の世界への関心を深め、
モノをうまく操るようになるために必要なのです。

そうはいっても、親にとっては目のはなせない忙しい時期。
誤飲やヤケドなどの事故も増えるので要注意です。

よく周りをみわたして、大切なものや危険なものは
こどもの手に触れるところにはおかないこと。

なんにもさわらせないのではなく、いたずらしてもよいものだけを出しておいて、
むしろいたずらをさせることが発達上よいのです。

参考文献:
増補 乳幼児精神発達診断法 0才~3才まで, 津守 真, 稲毛教子著, 大日本図書
乳幼児精神発達診断法 3才~7才まで, 津守 真, 磯部景子著, 大日本図書

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by takeuchi-cl | 2012-01-28 18:42
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