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第36回 口をあけないこども

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(今週の写真:ume )

3月9日に開催された名古屋シティマラソン2014に出場してきました。
ハーフマラソン(21.0975km)は初めて。
全くの準備不足でしたが、多くの声援のおかげでなんとか完走できました。
しばらくカラダの動きがぎこちないかもしれませんが、温かい目で見守ってやってくださいネ。

さて今回は、咽頭診察について取り上げてみたいと思います。

小児科の診察において、咽頭所見はとても重要。
ですが。咽頭診察を嫌がるこどもはとても多いのです!
舌はとても感覚が鋭敏ですし、感覚過敏のある場合は触られるのを嫌がります。
咽頭反射といって、舌根部やのどの奥の方をさわることで嘔吐が誘発されることがあります。
おとなでも苦手な方はいますよね。

過去に咽頭診察で嫌な経験をしたこどもは、あらゆる抵抗で避けようとします。
歯をくいしばって口を開けまいとする、手で口を塞ぐ、泣いたり暴れたり、、、
こうなると、いくら言い聞かせてもダメ。
結局押さえつけて診ざるを得なくなってしまい、毎回同じことをくり返すことに。

こどもが咽頭診察を嫌がる場合は、あらかじめこどもと話し合っておくとよいと思います。
お母さんやお父さんが手本をみせ、やり方を教え、練習しておく。
そしてできたらほめる(これ大事)。

家ではペンライトか懐中電灯と、舌圧子の代わりにスプーンやアイスの棒を用意しましょう。
鏡を使って自分ののどをみせるのもいいですね。

手順は4つ。
1. 口を大きく開ける
2. 「アー」と声を出す
3. 舌圧子を舌の上にのせる
4. 優しく下方に圧迫する

舌圧子は舌にのせておくだけでも、緊張が解けると自然と舌が下がって、
力を入れなくても咽頭がみえることもあります。
どうしても舌圧子を嫌がる場合は、真上を向かせると観察しやすくなります。
また、「ベー」と舌を出させてから「アー」といわせると、その瞬間に見えることもあります。

オエッとならずに上手に咽頭診察を受けることができると、こどもの自信になります。
棒ヤダとかお口キライとかいわずに受診してくれることでしょう。
もちろん、私たちもなるべく優しい診察を心がけていきます。

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by takeuchi-cl | 2014-03-10 09:00
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