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第40回 ノン・バーバル・コミュニケーション

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(今週の写真:SAKURA )
散歩の道すがら、満開の桜に思わずみとれてしまいました。
春ってなんかワクワクしていいですね。


今朝起きがけに、こどもに「パパ、臭い」と言われました。
冷静を装う私。
「そう?なに臭い?」と聞くと、、、

「カレー」。

、、、加齢っ!?
その時すぐ横で「ブーン」と空気清浄機が勢いよく動き出しました。
すぐにシャワーを浴びましたよ、ええ。
カレーとか食べてないんだけどなぁ。

さて。

そんなわけで、今回でこのブログは40回目を迎えました。
これからもコツコツと続けていきたいと思います。

今回はノン・バーバル・コミュニケーションの話です。

私たちは言葉を使って互いにコミュニケーションします。
言葉にすることで相手に思いが伝わる。
「ありがとう」とか「うれしい」と言葉にすることで相手に伝わるわけです。

言葉を使ったコミュニケーションを、
バーバル・コミュニケーション(verbal communication)といいます。

一方で、言葉以外のコミュニケーションは、
ノン・バーバル・コミュニケーション(nonverbal communication)。
ボディランゲージもその一つですし、
表情や視線、声色、態度、身振り手振りなどから伝わるものがあります。

たとえば言葉で「大丈夫」と言われたとき、
その人が笑顔でいう場合と、怒っていう場合、無表情でいう場合とでは、
おなじ言葉でも、ノン・バーバルなメッセージから受けとる意味が変わってくるわけです。

コミュニケーションにおいて言葉はもちろん大切ですが、
ノン・バーバルな情報がとても大きいことがわかります。

考えてみると、人は生まれてから言葉を話すようになるまで一年近くかかります。
それまで赤ちゃんはコミュニケーションしていないかというと、そうではないですね。
ノン・バーバルな方法でコミュニケーションしています。

赤ちゃんは空腹や不快を泣いて表現する。
親は、子どものそういったノン・バーバルなメッセージを察して
「お腹すいたのかな」とか「オムツ替えようね」などと対応しています。
バーバルな方法よりも、ノン・バーバルな方法を先に身につけるわけですね。

こどもが言葉を話すようになると、
バーバル・コミュニケーションを重視するあまり、
われわれ大人は相手のノン・バーバルなメッセージの重要さを忘れてしまいがちです。

こどもがかんしゃくを起こしたり、問題行動といわれる行動をとったり、
学校に行けない時など、言葉では表せない思いがそこに込められていることがあります。
まだまだ言葉で表現する力が十分ついていないのかもしれません。
その行動の背景には、言葉では表現できない思いや、
あるいは本人の意識にものぼっていないなにかがあるのかもしれない。

表にあらわれていることだけにとらわれず、
その裏に込められた子どものノン・バーバル・メッセージを受けとめることが大切です。

「思うようにできなくて怒れてしまったんだね」
「悔しかったんだね」
「学校にいけないくらい苦しいんだね」と。

こどもが言葉にできない気持ちを受けとめて、
言語化してあげると、思いが明確になり自分の中で整理されます。
あるいは思いを受けとめ寄り添うことで、乗り越えていくことができるかもしれません。

人は関係性の中で成長していくもの。
コミュニケーションにおいては、言葉はもちろんですが、
声なき声を受け取ろうとする姿勢が大切ですね。

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by takeuchi-cl | 2014-04-07 09:00
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