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第43回 予防接種場面にみるこどもの心

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(今週の写真:Pink & Green )

こんにちは。
世の中はゴールデンウィークですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は予防接種場面にみるこどもの心と題して、
予防接種のときによくみられるこどもの反応についてお話したいと思います。

現在、ほとんどの予防接種は注射で行います。
そして注射は、多くのこどもにとって身の危険にさらされる危機的状況です。
そんな予防接種の場面でよくみられるこどもの反応があります。

まずは年齢別にみていきましょう。

現在、予防接種は生後2か月から始まり、
ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルス、4種混合、BCGと、
6~8か月頃まで接種するワクチンが多いのです。

しかし、まだこの頃は注射を怖がることはありません。
まだ注射されることがわからないので、注射する前まではニコニコしてることもよくあります。
注射してから、痛みに対して泣くことが多いです。

人見知りがでてくると、注射前から泣くようになります。
1歳近くなると、これからなにかされるということがわかるのでしょうね。
注射を怖がるというより、このひと(医師、つまり私ですが)になにかされるという、
予期不安で親にしがみついて泣きます。

3歳になると日本脳炎ワクチンがありますが、1回目はわりと平気な子もいます。
泣いても注射後はすぐに泣き止むことが多い。
しかし、日本脳炎ワクチンは2回目の接種が近い(標準的には1〜4週間)ので、
1回目は平気だった子も、2回目は覚えているので怖くなって、
注射前から暴れたり泣き叫ぶことが多く、親も大変になります。
また、インフルエンザワクチン(2〜4週間)も同様です。

ひとによりますが、10歳頃までは注射を怖がる子が多いですね。
力が強くなっていきますので、暴れるとおさえるのが大変です。

小学校高学年になってくると、
注射なんて平気だぜって感じをアピールする子もいてかわいいですね。

性別でいうと、男の子は怖がる子が多いです。

兄弟でそろって予防接種する場合は、
上の子から打つ方が兄弟は納得しやすい気がします。
性格や年齢にもよりますが。
とくに長男はビビリが多いので、下の子から先に打つと、
みてる間に怖くなって、なかなか打てないことがあります。

みんな人の不幸は好きみたいで、
付き添いで来た子は、兄弟の注射する様子をみてニヤニヤしてます。
「痛そ〜」とか言ったりして、余計なことを言うんですよね。
一方で、「やめろ〜」って兄弟を守ろうとする子は、お兄ちゃんにたまにいますね。

注射を怖がる一方で、
注射器や針がどんなものか、どんなふうに接種するのか興味を示すことも多いです。
注射するところを見たがる子もいます。

おとなでも注射が苦手というひとがいます。
こどもにとって注射というのは、それは怖いものですが、
病気から身を守るために予防接種は有効な手段です。

予防接種を怖がるようになったら、なるべく事前によく説明しておくほうがいいと思います。
事前に言うと大変(気持ちはわかりますが)だからといって、
説明せずに予防接種に連れてこられると、こどもはパニックですから...
注射が終わったら、泣いてしまったとしてもがんばったことをほめてあげたいですね。

今回は予防接種場面にみられるこどもの反応について書いてみました。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
それではまた次回もよろしくお願いします。

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by takeuchi-cl | 2014-04-28 09:00
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