第132回 我が家にメダカがやってきた
12月のある日、我が家にメダカがやってきた。
もちろん歩いてきたわけではない。
ある友人の好意によって、
彼が大切に育てている幹之(みゆき)メダカの
その一部を譲り受けたのだ。
それまで全く知らなかった、メダカの飼育が始まった。
と同時にそれは、メダカの世界を垣間見るきっかけとなった。
メダカは今や大人気なのだという。
多くの改良品種がその人気に火をつけた。
特に幹之メダカは、その人気の一角を担うという。
幹之メダカの最大の特徴は、グアニン層が織りなす青白い輝きである。
ことに背中に線を描くその光は、優美でさえある。
幹之という名前は、このメダカの生みの親の、
娘さんの名前に因んで命名されたという。
睡蓮鉢の学校でお遊戯している彼ら彼女らを
そーっと上から眺める時のきらめきは
いつまでも我々を飽きさせない。
それと同時に、生き物の持つ生命の尊さを
教えてくれているようである。
たけうちこどもクリニック
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by takeuchi-cl
| 2016-01-11 09:00