たけうちこどもクリニック

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第226回 アナログ

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アナログ(analog)とは、物理・システムなどの状態を連続的に変化する物理量によって表現すること。一方デジタル(digital)は、離散的な数字・文字などの信号によって表現する方式をいう。

腕時計のネジを巻いて、少しずれた時間を調整する。ノートに向かって手書きで頭に浮かぶことを書き連ねる。万年筆にインクを吸引する。たまにフィルムカメラで写真を撮る。本は印刷されたものがいい。手間はかかるし、正確でもないし、不便なところもあるんだけど、そんなところも味があっていいなと思う。デジタルは便利だけれどもアナログにも捨てがたい魅力を感じている。


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by takeuchi-cl | 2017-10-30 09:00

第225回 猿投山をゆく

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降り続いた雨が途切れて気持ちのいい秋晴れとなった日、予て興味のあった猿投山を登ることにした。トレイルランニングというものを体験してみたかったのである。バックパックにドリンクや補給食を入れて持ってきた。猿投神社の奥にある登山者専用駐車場に車を停めて、トイレも済ませて、スタートする。

山に入ることがほとんど初めてなので、新鮮な気持ちがする。自然の中を走るのは気持ちよかった。舗装路を1.6km進むと左手に東海自然歩道の入り口を見つけた。自然歩道は完全なオフロード。これぞトレイル。見上げるような急登の連続で、全く走るような道ではなかった。階段を上るように一歩一歩登っていく。平日にもかかわらず、多くの登山者たちとすれ違う。歩いて登っていくが、次第に息が切れてくる。所々に熊や蜂に注意の標識があり、襲われたらと思うとちょっと怖い。たしかに皆、熊よけの鈴をつけている。どんどん登って途中の避難小屋に着いた時には、大量に汗が吹き出て、心臓は踊り、息が切れていた。ここで一休みして息を整え、井村屋のスポーツ羊羹を食す。

ここからはゆっくり行くことにした。普通の登山になる。所々で写真を撮りながら登っていく。途中で林道と出会う道を超えて、上を目指す。ご年配の登山者も多いが、皆さん健脚である。意外とひとりで来ている人も多い。中には若い女性の登山者もいて、山ガールというのを初めて見た。そうしてよいしょと登っていくと、後ろからタッタッタッと軽快な足音がする。振り返れば猛スピードで駆け上がってくる二人の若い男性。あっという間に追い越していく。ふと足元を見れば一人は裸足。一人はサンダルである。ありえん!さすが猿投山。すごい人もいるものだ。こっちはトレランシューズを履いていても歩いて登るのに精一杯だというのに。ショックを覚えつつ、ひたすら登っていく。

やっと東の宮に到着。海抜616mとある。ここにあのランナーもいて、彼らは折り返して下っていくところだった。私も初めての登山に満足して、ここで折り返すことにした。後でスポーツジムのトレーナーに聞いたところでは、ここから山頂までは近く(案内によると0.8km)て走りやすい道なのだそうだ。しかしその時はもう山頂を目指す勇気に欠けていた。次は山頂まで行ってみよう。

ここからは、登って来た道を下っていく。下りは登りと違って走れることに気づき、走ってみることにした。階段を駆け下りるかの調子である。初めのうちは気持ちよく走ることができる。下りは楽。そう思いつつ、登ってくる登山者とすれ違いつつ下っていく。途中で止まっていた例の二人組のランナーを追い越す。しばらく下り道が続くと、だんだんと膝が辛くなってきた。足元の不揃いな段差を飛び降り、右へ左へ足の着地点を探しながら駆けていくので気が抜けない。転んだら大惨事だろうなと想像する。そこへあの二人組がすごいスピードで後ろから迫り、また私を追い越して行った。裸足とサンダルは軽やかなステップでカモシカのように(見たことはないが)トレイルを駆け下りていく。しばらく追いかけてみるが引き離され、次第に遠のいていった。すごい人たちであった。

それからは自分のペースで、膝に痛みを感じながら下りていく。下りは決して楽ではないことを知った。やっと自然歩道から舗装路に出ると、帰ってきた感じがしてホッとする。心地よい疲労感を感じつつ、駐車場まで走ってゴールした。往復8.7km。1時間38分であった。初めての猿投山トレイルランもどきだったが、とても気持ちよく、それでいてしっかり足に負荷をかけたトレーニングになった。



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by takeuchi-cl | 2017-10-23 09:00

第224回 背の丈

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平成27年国民健康・栄養調査によると40〜49歳男性の平均身長は170.8cmである。私の身長は平均より少し低い。

思い返せば小学5年の頃、私の背は大きく伸びた。1年で10cm以上も身長が大きくなったと言われたことを記憶している。その頃は周りと比べると背が高く、背の順で並べば後ろから2番か3番くらいだった。運動が苦手で動きの鈍い私は、自分の大きい体を持て余し木偶の坊みたいで嫌だと思っていた。それが中学2年生くらいになると、真ん中より前に並ぶことになった。周りの男子も急激に身長が伸びて、早めに始まった私の成長スパートは、その分早くに終わりを告げた。そのあとは逆に、自分の背が低いことが人よりも劣っている気がして、自分の気に入らないことの一つであった。あの頃は自分がとても嫌いだった。嫌いな牛乳をミロ(ネスレ社の麦芽飲料)に混ぜて飲んだり、鉄棒に足をかけて逆さにぶら下がったりしてみたり、通信販売の背が伸びるという今思えば怪しげなセットを、買って欲しいと母親にせがんでみたりもした。当然、そんなことでまた背が大きくなることはなく、成人式で久しぶりに再会した同級生たちは、皆私の背を追い越して大きくなっていて、大いに戸惑った。それからも背が高い友人や女性の横に立つのをためらったり、かかとの高い靴や底の厚い靴を履いたこともある。背が低いことが、当時の私には受け入れがたいことだったのである。

背の丈をめぐる思いは、周囲と自分を比較しながら自己を確立していく上で複雑なものとなるが、やがては現実の自分を受け入れなければならないと気づく。それほど背が高くはない、少し低い方であるという、ありのままの自分を受け入れ、もう背伸びをして、本当の自分より大きく見せようとしなくてもいいのだと思えるようになった。身長に限らず、自分の容姿や能力についても同じだ。冴えない自分ではあるが、そのままを受け止めて、もっと優れていると人に思われようと背伸びする必要はないのだ。その上で前に進みたいのである。そこに未来はある。


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by takeuchi-cl | 2017-10-16 09:00

第223回 今を生きる

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いのち短し恋せよ乙女
黒髪の色褪せぬ間に
心のほのお消えぬ間に
今日はふたたび来ぬものを

印象的な「いのち短し恋せよ乙女」で始まるこの歌詞は『ゴンドラの唄』の一節である。この曲は1915年に公演された劇団 芸術座の『その前夜』における劇中歌として作られた。作詞は吉井 勇。作曲は中山 晋平による。黒澤 明監督の『生きる』で余命を告げられた主人公が公園のブランコで口ずさむシーンがある。私は乙女じゃないが、精一杯、今を生きたいと思うのです。



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by takeuchi-cl | 2017-10-09 09:00

第222回 自然の音

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波の音や、川の流れる音、雨の音や小鳥のさえずり。こういった自然の音は、不思議と心を落ち着かせてくれる。音楽ストリーミングサービスでは多様なジャンルの楽曲が提供されているが、その中にこういった自然の音を録音した曲もたくさんあることに気づく。Amazon Prime Musicで「音の風景画〜地球のうたごえ〜」というアルバムを見つけて聴いている。まさに今もBGMとして流しながらこれを書いているところだ。すぐに自然の中に出掛けて行くことはむずかしいから、スマホでいつでも自然の音が聴けるというのは便利だ。自然の音を聴きながら瞑想したりぼーっとしてみると、とても心地よくてリラックスできる。時にはこうして体や心を癒して調整することが必要だ。自然の音には癒しの力がある。


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by takeuchi-cl | 2017-10-02 09:00
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   タケウチマサトモ


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