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第230回 柳田邦男『終わらない原発事故と「日本病」』

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柳田邦男の『終わらない原発事故と「日本病」』を読んだ。著者の柳田邦男氏は、半世紀にわたって数多くの災害や事故の現場に立った。「被害者・被災者の視点」で災害・事故を分析的にとらえてきた。本書は、2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受けて、過去の災害・事故をめぐる評論・エッセイを編集したものである。災害や事故の根底には共通の問題点が潜んでいることを見抜き、人間のいのちを守るべき社会システムが病んでいる状況を「日本病」という言葉でとらえる。東電福島原発事故は、その「日本病」を最悪の形で露呈したのである。行政や企業の歪んだ倫理と人間のいのちの軽視について鋭く警鐘を鳴らし、その問題の解決を世に問うものである。

冒頭で著者は、どんな人でも「一編の長編小説に匹敵する物語」を生きているという。災害や事故は、突然に命を奪い、生活を失わせる。個人ではどうしようもできない不条理なものだ。遺されたものにも大きな傷を残す。傷を抱えたまま生きていかなければならない。その視点を持って感じ、考えなければならない。命の尊さを。生かされている命を大切に生きなければいけないことを。「私たちの平凡な一日一日は誰かの犠牲によって支えられている」と意識することの大切さ。日々の忙しさにまぎれてつい忘れてしまいそうになるが、とても大切なものを改めて思い出させてくれた。「他の誰かが」ではなく、「まず私が」始めよう。この本はいのちの重さを鋭く問いかけてくる。




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by takeuchi-cl | 2017-11-27 09:00

第229回 Bill Martin Jr. & Eric Carle『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』


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自分の英語の音読練習も兼ねて、子どもに英語の絵本を買って読んでみることにした。まずは簡単でよく知られたものがいいだろうと考えて、Bill Martin Jr. & Eric Carleの『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』を選んだ。大きな茶色のとぼけた表情のクマの表紙でおなじみの絵本だ。1967年にアメリカで出版され、日本語版は『くまさん くまさん なにみてるの?』となっている。同じくEric Carleの代表作『The Very Hungry Caterpillar』(日本語版は言わずと知れた『はらぺこあおむし』)も買って読んでみたが、子どもたちは特に『Brown Bear...』を気に入ったようだ。繰り返し「英語の本 読んで!」「Brown Bear 読んで!」と急かされる。

この絵本は簡単な英語で書かれており、 "Brown Bear, Brown Bear, What do you see?" "I see a red bird looking at me."...と歌のような言葉のリズムが繰り返される詩になっている。次々と出てくる動物たちは、Brown Bear、Red Bird、Yellow Duck、Blue Horse、Green Frog、Purple Cat、White Dog、Black Sheep、Gold fishとなっていて、それぞれに鮮やかな色彩が添えられたイラストはとっても印象的だ。それに続くのはTeacher(or Mother)、Students(or Children)で、バージョンによって絵も描き替えているようだ。私が買った版では、メガネをかけたTeacherがバーンと出てきて、次いで様々な髪や肌色のChildrenが描かれている。1984年のBritish editionではTeacherがMonkeyになっているらしい。

読み方の参考にと思って検索したら、YouTubeに歌に乗せて読まれた動画もたくさん見つかった。歌って読んで、と頼まれることもあって、覚えやすくていいかもしれない。子どもたちもすぐに覚えて「ワッドゥユーシー?」とか「イェローダック!」とか言っている。これをきっかけに英語に興味を持ったようなので、次は『Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?』を読んでみようと思う。子どもは興味を持つと吸収が早いので驚かされる。



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by takeuchi-cl | 2017-11-20 09:00

第228回 冷え性

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ここのところ、寒さが厳しくなり、朝晩は特に冷えるようになってきた。私は冷え性で、手足が冷えて冷えて、油断するとしもやけになる。歳とともに冷えの辛さが身にしみるようになってきているようだ。それなので今年も寒さ対策が欠かせない。以前、当ブログでも書いたTOIVO(トイヴォ)の「MOKOMOKO SUKKA」を引っ張り出してきて、今年も履き始めた。KLIPPANのブランケットも膝にかけたり、くるまったりしている。patagoniaの「シンチラ スナップT パンツ」は家では毎日履いて洗う暇がないくらいのお気に入りだ。暖かくて履きごこちがとてもいい。寒さを忘れるほど暖かいので、脱いだ時に「寒っ」と思う。外ではSEEKのプレミアム保温タイツが優秀な防寒性を発揮する。それから、以前は生姜を含む漢方薬を飲んでいたが、今は生姜糖を食べている。中でも味源という会社の「濃いはちみつ生姜」を気に入ってリピートしている。はちみつに漬け込んだ生姜糖で、生姜の辛さとはちみつと砂糖の甘さがうまい。お茶と一緒に、コーヒーとともに、あるいは単独で、いつでもつまむことができる。一つとって口に入れると、「辛っ」といつも思う。やみつきになるうまさだ。その上からだも温まる。11月からでは早すぎる、これからもっと寒さが増すというのに乗り越えられるのかと心配する向きもないではないが、我慢するより早めの寒さ対策をすることにしている。冷え性の私は今年の冬もお気に入りアイテムを総動員で乗り越えるつもりだ。



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by takeuchi-cl | 2017-11-13 09:00

第227回 向山淳子・向山貴彦『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』

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英語の本を音読していると、どこで息継ぎしたらいいのかわからないことがよくある。文が長く複雑になってくると、この単語や文節がどこを修飾して何を説明しているのか、文の構造がわからないことも多い。また短い文であっても、いろんな意味を持つ単語が出てくると、ここでは何を意味しているのかが理解できないこともある。だからよく分からないまま、とにかく読み進めるだけのことも多かった。英語はとにかく複雑で、よく分からない。英語の本なんか読んだってしょうがない、そんな弱気にもなる。

そんなときにこの本に出会った。この本は、そんな複雑な英語の世界の見え方を一変させる力を持っている。『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』は2001年に発刊されたビッグ・ファット・キャット(BFC)という猫が主役のシリーズ第1作だ。英語を身につける唯一にして最高の方法はとにかく読むことだという。この本ではその英文を読むコツをわかりやすく説き明かしてくれる。文法用語を使わず、主役と脇役と矢印、付録や化粧品や接着剤といった言葉を使って、シンプルに英語の仕組みを解説してくれている。これを読んで、もちろんスラスラ英語が読めるようになったわけじゃない。それでも、英語を読み理解するのに有効な見方を提供してくれた。まるで英語が読めるメガネをかけたみたいに、(じっと目を凝らせば)英語がわかりやすく見えるようになった。これからもっと英語を読んでいこうと勇気をくれた本だ。










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by takeuchi-cl | 2017-11-06 09:00
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   タケウチマサトモ


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